生産農場に必要な検査のために、管理獣医師との連携、迅速で正確な検査結果の報告、
新しい技術の構築、検査項目の提案を行っています。
抗体検査
疾病の浸潤度合いを判断、疾病対策、ワクチネーションプログラムの組み立て、飼養管理改善のモニタリング等を行います。
日齢毎の定期モニタリング検査、外部導入豚の陰性確認、免疫付与状況の確認などを行います。
- 血清､口腔液､ろ紙などからの各種疾病抗体価測定（ELISA、HI、ラテックス）、血液生化学検査
遺伝子学的検査
血清、組織、糞便、口腔液、精液、環境サンプルなどからの遺伝子学的検査を行います。細菌、 病原体毒素、ウイルスなどに特徴的な遺伝子をPCR 法により増幅させることによりその遺伝子の有無や量を判定します。
抗体検査と遺伝子学的検査を組み合わせることで、農場内の疾病状況をより正確に判定することが可能になります。
- 各病原体遺伝子の有無とその量（PCRおよびリアルタイムPCR使用）
- 病原体毒素の有無確認
- 遺伝子学的な特徴検査（シークエンス法）
微生物検査
家畜の健康維持と生産性向上のために、厳格な検査を行います。
正確に斃死原因を確認することは、疾病対策に重要です。また、薬剤感受性検査は、有効な抗生物質の選択と薬剤耐性菌の増加を抑えます。
- と体、臓器、糞便、環境サンプル、飼料などからの微生物検査、病原性微生物の同定、薬剤感受性検査、環境中細菌数、真菌数の測定
- 糞便、敷料などからの寄生虫検査
- 人獣共通感染症モニタリング検査［サルモネラ、豚丹毒、抗酸菌など］
- 飼料中、筋肉中などからの抗菌性物質残留検査